フェルメールの世界-17世紀オランダ風俗画家の奇跡
フェルメールの世界―17世紀オランダ風俗画家の軌跡 (NHKブックス)
- 作者: 小林頼子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1999/10
- メディア: 単行本
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国立新美術館で開催中の<フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展>を観る為の予習用に読みました。
何の予備知識も無く美術鑑賞することには大いに賛成なのですが、
風俗画となると、やはり時代背景が気になるので勉強勉強。
というか、持ってる資格の割に美術史などに知識の無い自分を恥じる日々ですよ、、、
風俗画がオランダで流行したのも政治的、宗教的な理由がやはりあります。
その中で試行錯誤しつつ制作を続けていた画家達。
フェルメールもはじめは風俗画ではなく物語画家を目指していたとか。
・・・そんな背景を思って作品を見るとまた違いますよね。
カラー図版もあって、全く知識の無い人でも読める本です。
著者の主張もはっきりしているし、主張する説の根拠も図などもまじえてわかりやすく解説されています。
来年また都美にフェルメール数点くるみたいですし、
予習用に良いですよ。